今日は3月11日です。
5年前のあの日当社では上山市内の小学校の体育館の耐震改修工事の塗装をしておりました。
筋違と呼ばれるあの×状の鉄部です。
午後2時46分。
その時私は二階の倉庫部分にいました。
ガタガタと建物が揺れ始め次第に揺れが増しています。
上の写真でわかるようにガラスはアルミサッシではなく、時代遅れの鋼製のサッシですからガタガタの音と揺れ具合がもの凄いわけなんです。ガラスが外れ頭の上から落ちら来るかもしれないという恐怖にかられます。
本能的にここは危ない!体育館中央部の方が安全じゃないかと。そう思い移動。
移動中、外を見れば自動車が横転するんじゃないかと思うほどのありえない揺れです。
学校ですから校内放送が「地震です、地震です。机の下などの安全な所に隠れてください。落ち着いて行動して下さい。」と繰り返し先生がアナウンスしていますが、その先生の声がふるえています。
中央部に異動した私は、ガラスからの危険度は低下しましたが、真上を見たら今度は天井の照明がグラグラと。
「それが落下する」その危険もあるかもしれない。
でも私の心は意外と冷静で、「この体育館は耐震化工事自体は完成しているので、これくらいの地震は問題ないだろう」そう考え周辺の状況を目に焼き付けていました。
時間にして2~3分。揺れは収まりました。今まで経験したことのない大きくて長い地震でした。
停電したことにより現場にいても仕事の続行が不可能になり、撤収しましたが信号が点かず怖い思いをしながら会社に戻ってきたのを覚えています。
あれから5年になりました。
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