建具塗装の二日目です。
コベリと呼ばれる厚みの部分が2回塗りで仕上がりました。
ポリ板に同色に色を合わせて塗装しております。
写真ではわかりませんがビカ艶ではなく落ち着いた艶だったので、5部艶仕上げで一体を演出しています。
気づいてもらえないかもしれませんが、そんなこだわりを持って仕事しています。
細い棒はガラスを固定するシブイチと呼ばれるものです。
オレンジと青の円形の物も塗装したんですが、木製で円形の物を建具屋さんでは製作不可能な為、それを専門に作っているところから仕入れたそうなんですが、ここだけの話ですが一組万単位の金額なんだそうです。建具屋さんの親方がこぼしていました。
つづいて自然塗料のクリヤー仕上げ。
中央が塗装前、左右が施工済みとなります。
もう一枚黄緑色の建具が追加になり、「それは現場で」と言われました。
建具の塗装は、塗装技術はもちろん調色の腕が試されます。
社長兼職人の佐藤伸幸は、単一等級の塗料調色技能士の国家資格を持っております。
塗装屋で取得している職人は山形県内で自分が唯一だと、試験官にあとで聞きました。自慢です。
(通常は塗料販売店の社員が取るものなのですが、いまはコンピューター制御でスキャナで読み取ったり、データを入力するだけで原色が自動で混入し手を汚さずに待っていればどんどん作れます。逆に言えば、現在この資格を取得できる能力がある塗料販売店の社員はほとんどいません。)
かと言って大きい塗装屋ほど大きな物件を施工するので、ペンキはすべてメーカー調色の塗料。
調色したことがない職人ばかりです。
プロ野球選手もイチロー・ダルビッシュから2軍選手までピンキリですよね。
職人もそれぞれ能力やセンスがひとりひとり違います。
でも、どうせ塗装してもらうなら腕のある塗装屋に塗ってもらいたい。それが人情。
経年劣化や薄汚れた難しい色にでもピッタリ合わせます。
現場調色お任せください。(株)佐藤塗装所
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